教師の仕事がつらいのに辞めない理由

 

教師の皆さん、毎日おつかれさまです。

本当におつかれさまです。

 

毎日、残業代も出ないのに、長時間労働をして、

休日までもボランティアという名の部活動に身を捧げ、

つらいですよね。

つらいですよね!

つらいですよね!!

 

みほ
…でも、なんで辞めないの?

って思うわけです。

#先生死ぬかも 現場の先生の生の声を大公開!

11月 25, 2018

 

世界一のブラック労働の日本の学校の教員、

「つらいつらい」と言いながら、辞める教師はけっこう少ないと思います。

 

「次席合格の元県庁職員が語る『公務員試験対策』と『公務員のリアル』」というブログの

「教員の退職者はめちゃめちゃ少ない!行政職公務員や民間と離職率を比較しました。」という記事によると

教員の離職率は0.674%だそうです。(定年退職を除いた数字です。)

みほ
100人に1人も辞めないということですね。

 

「世の中の先生すごいわ」って思うと同時に、

「私もそろそろ100人に1人の逸材になろうとしている。自分すごい」と思っています(笑)

 

では、なぜ、教員の離職率は低いのか。元教員の私が思う3つの理由を書きます。

 

①教師の醍醐味「卒業マジック」

教師の毎日って、忙しいだけではなく、数百人の生身の人間と接するので、いろんな出来事も起こるし、いろんな感情も出ます。

そして、正直「楽しい」「いいことあった」よりも「大変だった」「イライラした」っていう日の方が多いです。

みほ
あれ?私だけ??

また、担任を持っていると、学級崩壊寸前だったりとか、もう気持ちがギリギリのラインで仕事をしている教師も少なくないはずです。

 

でも、不思議なことに運動会や文化祭、合唱コンクールなどの行事が終わったあとって、達成感でキラキラするんですよね

 

私も運動会のあと、クラスで

「これが良かったよね、あれ良かったよね、最高だったのは、Aの(クラス1番のやんちゃ)リレーのあの真剣な走りだよな」

って話したとき、生徒もウンウンってうなずいて、やんちゃ坊主本人も照れてて、そのあとクラスがめちゃいい雰囲気になったのが忘れられない。

「みんながひとりのために」を感じた瞬間でした。

本番まではめっちゃ大変だったけど、その苦労がチャラになる感覚。これをマジックと言います。

 

学校生活の行事にはそのマジックがつまっています。

学校生活最大の行事の卒業式には、相当なマジックにかかります。

「なんだかんだいろいろあったけど、楽しかったな。また頑張ろう。」

って気になるのも分かります。

みほ
私も卒業生を出す経験したかったけど、もうそこまで頑張る自信がないです…

 

教員は1年のサイクルの繰り返しなので、苦労しても卒業マジックにかかってリセットできることが多いので、なんとか続けられるのだと思います。

 

②お金が勝手に貯まっていく

これは教員の給料が高いということではありません。

では、何かというとお金を使う時間がないということ。

 

教員って平日も帰りは遅いし、土日も基本は部活動と休息に終わるので、基本お金を使う時間がないんですよね。

毎日飲みに行って派手に使えば、お金減るのかもしれないですが、自分だったら平日はまっすぐ家に帰りたいです。土日は部活終わったら、家でゆっくりしたいです。

 

そうするとお金の使い方がわからなくなる…

そして、お金が勝手に貯まっていくんですよね。

みほ
いったい何のために働いてるんでしょうか…

 

③他のことを考える余裕がない

これは「お金を使う時間がない」のと似ているのですが、教員は何でも屋なので、常に頭がフル回転

クラスのこと、学年のこと、自分の複数の校務分掌のこと、授業のこと、部活動のこと…

つらいな、いやだなという一時的な感情はありますが、冷静になって

  • 残業代出てないのに、何でこんな時間まで仕事してるんだろう
  • 部活動って職務じゃないけど、なんで私当たり前のようにやってるんだろう
  • このまま定年まで続けるのだろうか
  • てか、何のために働いてるんだろう

まで考えてないです。

 

「なんかおかしいぞ」って気づく余裕すらないんです。

考えたら、絶対この労働環境おかしいんですけど、変えようとしてる人は少ないし、おかしいぞって思う人すら少ないのに、辞めるという選択肢が出てくるわけがないですよね。

 

何のために教師をやっているか。何を優先させるか。

しんどいことが多いのに、離職率が低い教師という仕事。

別に好きでやってるならいいんです。

けど、私は実際働いていて、そのまま働いてて大丈夫?っていう先生います。

 

1番怖いのは、しんどくて辞めたいのに無理してる先生。

過労死ラインを超えている先生もたくさんいるこの労働環境。

いつ身体が悲鳴をあげるか分かりません。

 

教員は身体を壊す前の元気なうちに視野を広げることが必要だと私は思います。

 

 

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