部活動が学校からなくならないのは教員のせい?

 

私は元公立中学校の保健体育の教師。

体育教師は脳みそ筋肉だとか部活大好き教員とか言われますが、私、体育教師だけど、部活はあまり好きではないです。

理由は

  • 職務ではない
  • その割に自分の時間を割くことが多い
  • 軍隊的な感じが苦手

 

知らない方も多いと思いますが、部活動って学校の先生の仕事ではないのです。

文部科学省のHPにも部活動は職務であるというような内容はありません。

 

そして、近年「部活動を外部委託しよう」「外部指導員に任せよう」という声もちらほら上がっています。

しかし、部活動を外部化しようという声は結構前から上がっていますが、なかなか浸透しません

 

なぜ?

私が思うに、なかなか浸透しないのは、学校が部活動を手放すことを望んでいないのではないかということ。

学校には部活動が必要だと考えている人が意外と多いということです。

なぜ部活動の外部委託や外部指導員の導入が進まないのかをあくまで仮説ですが考えてみました。

 

生徒を管理下において支配して、生徒指導をしたい

生徒を管理下に置きたい。

なるべく生徒を学校の外の世界に触れさせないようにしたい。

これに尽きると思います。

 

外の世界を見てしまうと学校のルールで縛ることが難しくなりますし、何より学校のいうことを聞かなくなる可能性があると教師は考えがちです。

実際、私自身も中学校の時は外部スポーツクラブで水泳をしていて、もちろん他校との生徒との関わりもあり、自分の中学校ではあり得ないことが普通に起きているのを耳にしていました。

また、私が学校の教員をしていた時に、外部スポーツクラブに所属している生徒は学校の教育過程の中での姿しか見ることができず、なかなか他で頑張っている姿を見られないというようなこともありました。

教員からすると、外の世界のものを持ってられたり、管理下じゃないところにいてしまうと指導しにくいんですよね。

 

そして、なぜか部活動だと強い指導をしてもいい的な雰囲気が蔓延しています。

体罰が起こるのは中学校、高校では部活動中が1番多いことからも想像できます。

引用:平成28年度体罰の実態把握について(文部科学省)

 

実際、教員として勤務していて、部活の顧問にだけは逆らえないとか、部活の顧問の前ではおとなしくしている生徒はたくさんいました。

ひどくなるとその差が激しくなり、顧問の前以外では相当大変になることもあります。

 

では、この状態で部活動が外部委託になったら?

学校の秩序はほぼ保てなくなる…と考えるのは教員です。

 

生徒だって、誰が顧問になるかわからない部活動より、専門家が見てくれる外部スポーツクラブの方がいいでしょう。

そして、外部に任せるとなると生徒が部活動に加入するかどうかは自由。

現在、全国の中学校の部活動の加入率は87.6%。地域差はありますが、ほとんどの生徒が何かしらの部活動に加入している状況です。

引用:平成29年度 全国学力・学習状況調査 報告書 【質問紙調査】

 

もし、部活動が外部化されたらこの数字はガクンと下がるでしょう。そうなると、

放課後、生徒が部活動もせずに暇をする

何かが起きると想像する

部活動はないとダメだ!

になるんですね。

 

よって、部活動の外部化を嫌がっているのはむしろ教員だと私は推測します。

 

 

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